ある昼下がりの午後の出来事

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こんにちは、最近ようやく春らしい気候になってきましたね。
外に出る時も服のチョイスが少しずつ軽くなっていくのが、なんだか嬉しいです。

季節ごとに感じる雰囲気というのがありますが、私は春と秋が好きですね。
暑すぎず寒すぎず、適度な温度っていうのは人にとって
幸せのパラメーターの一つなんじゃないかなぁなんて思います。

そんな気持ちの良い春の気候は、動物達にも変化をもたらすのか、
家の庭に見慣れない来客がありました。

こないだの日曜日の昼下がり、庭先に丁度良い陽だまりができていました。
これは良いなと、お気に入りの座椅子で昼寝でもしようかなと思い、
窓際に行くとそこに見慣れない一匹の猫がいました。
それも気持ちよさそうに陽だまりで丸くなっています。

いつも窓から庭の様子を見ていましたが、
見かけた事のない猫です。そもそも庭に猫が来るなんてほとんどありません。
気になったのでじっと見ていると、向こうもこちらに気付きました。
しかしその猫は全くその場を離れようとはせずに、一瞥した後また横になってしまいました。

まるで我が家の様に振る舞うその猫を見て、
数年前に亡くなった愛猫を思い出しました。
見た目は全然違いましたが、
漠然とその子が久しぶりに帰ってきたんだなぁ、とそう思いました。

そんな事を思いながら猫を見ていたら、気付けば窓際で寝ていました。
うたた寝から目覚めると日は落ちかけていて、そして庭にはもう猫の姿はありません。

ぼんやりとした意識の中で、また遊びにきたら、今度は話かけてみようかなぁ、なんて思いました。
なんだかとても暖かな気持ちになった、小さな幸せのお話でした。

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タグ：小さな幸せ